トルク・出力・回転数計算|単位変換対応

エンジン性能の指標であるトルク・出力(馬力)・回転数を相互に計算できます。数値と単位を入力して「計算」ボタンを押してください。

トルク、馬力、回転数は、エンジンやモーターの性能を把握する上で非常に重要な要素です。本ツールでは、それぞれの値を相互に計算・変換することができます。

トルクと回転数から出力を計算したり、出力とトルクから回転数を求めたりできます。また、kW、PS、hpなどの異なる単位間での変換も可能です。

T = P × 9549 ÷ N(P: kW T: Nm N: rpm)

入力

hp
rpm

計算結果

---
Nm
履歴がありません

このツールの使い方

操作手順は以下の通りです。

  1. 上部のタブから、求めたい値を選ぶ(「トルク計算」「回転数計算」「出力計算」の3種類)
  2. わかっている2つの値と単位をそれぞれ入力する
  3. 「計算」ボタンを押すと、残りの1つが自動で算出される
  4. 単位変換タブ(出力・トルク)を使えば、kW・PS・hp・Nm・kgf·mなどの単位をすぐに換算できる

単位変換タブは、計算なしで単位だけ変えたいときに便利です。

トルクと馬力の違いとは?

トルクは回す力、馬力はトルクに回転数を掛けた仕事率です。自転車を例にすると、坂道でペダルを強く踏むのがトルク、高速で漕ぐのが回転数、その掛け算が馬力となります。

トルクと馬力の違いを説明する図解

エンジンの出力は、以下のような式で求められます:

同じトルクでも、回転数が高ければ高いほど、出力は大きくなります。

用語意味単位
トルク回す力の強さNm, kgf·m
馬力(出力)単位時間あたりの仕事量kW, PS, hp

出力の計算式について

エンジン出力(kW)は、トルクと回転数から以下の式で求められます。

トルクと馬力の違いを説明する図解
P [kW] = (2π / (60 × 1000)) × R [min⁻¹] × T [Nm]

ここで各変数の意味は次の通りです:

  • P: 出力(キロワット)
  • R: 回転数(1分あたり、RPM)
  • T: トルク(ニュートンメートル)

定数部分はおおよそ次の値になります:

2π / (60 × 1000) ≈ 0.00010472

このように、同じトルクでも回転数が高ければ出力は大きくなります。

よくある使いどころ

自動車・バイクのエンジン性能チェック

カタログに記載されたトルクと最大出力の数字から、そのときの回転数を逆算したり、実測の回転数とトルクから出力を求めたりできます。チューニング後の性能変化を数値で確認する際にも役立ちます。

産業機器・モーターの選定

コンベアやポンプなどに使うモーターを選ぶとき、必要なトルクと運転回転数から出力(kW)を求めれば、適切な定格のモーターを選びやすくなります。過不足のない機器選定に活用できます。

学習・試験対策

機械工学や自動車工学の授業・試験で出題されるトルク・出力・回転数の計算問題を、数値を変えながら繰り返し確認するのに使えます。計算式の理解を深める練習ツールとしても最適です。

よくある質問(FAQ)

PSとhpって同じじゃないの?
PSは日本・ヨーロッパで使われる「仏馬力(メートル馬力)」、hpはアメリカ系の「英馬力」です。1 PS ≈ 0.7355 kW、1 hp ≈ 0.7457 kW と微妙に異なります。差は約1.4%で日常的な計算では誤差の範囲ですが、正確な換算が必要な場合は区別して使うことをおすすめします。
トルクが大きければ馬力も大きいってこと?
必ずしもそうではありません。出力(馬力)はトルク×回転数で決まるため、トルクが大きくても回転数が低ければ出力は小さくなります。逆に、小排気量の高回転エンジンはトルクが小さくても高い出力を発揮できます。
RPMって何?min⁻¹との違いは?
RPM(Revolutions Per Minute)は「1分あたりの回転数」を表す単位で、min⁻¹と同じ意味です。日本の工業規格ではmin⁻¹が正式表記ですが、自動車や機械の現場ではRPMが一般的に使われます。
kgf·mという単位を見たんだけど、Nmとどう違うの?
kgf·m(キログラム力メートル)は旧来の重力単位系で使われるトルクの単位です。1 kgf·m = 9.80665 Nm の関係があります。古いデータシートや整備マニュアルにkgf·mが使われることがあるので、覚えておくと便利です。

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排気量計算